約 1,920,369 件
https://w.atwiki.jp/ky1228/pages/12.html
こちらはスマホアプリ[キングダムハーツ アンチェインドキー]の攻略サイトになります
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/8106.html
トイキングダム ショップ:Toy Kingdom 東京ディズニーランド 名前:トイキングダム 原題:Toy Kingdom オープン:1983年4月15日~2007年5月6日 スポンサー:トミー(~2006年9月) 後継:タウンセンターファッション 所属:ワールドバザール ディズニーキャラクターのおもちゃを取り扱うショップ。 2007年にクローズし、「ストーリーブック・ストア」「アップタウン・ブティック」の跡地と統合して「タウンセンターファッション」となった。実質的な後継ショップは「トイ・ステーション」となる。
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/491.html
キングダム ハーツ 英題:Kingdom Hearts 発売:2002年3月28日、2002年12月26日(FM版)、2013年3月14日(PS3版)、2017年3月9日(PS4版) 北米版:2002年9月17日、2013年9月10日(PS3版)、2017年3月28日(PS4版) 開発:スクウェア・エニックス 機種:プレイステーション2*、プレイステーション3*、プレイステーション4* ストーリー 小さな島デスティニーアイランドに住む3人の子供、ソラ、リク、カイリは外の世界を夢見てイカダを作っていた。出発前夜、嵐と共に闇の生物・ハートレスが島に現れて攻撃を始める。ソラは友達を探しに外に出るが、目の前でリクが闇の中へと消えていく。その時、ソラの前には鍵の形をした謎の武器・キーブレードが現れた。キーブレードを駆使してハートレスを倒しながら進むソラの前に、奇妙な扉とカイリがあった。この時、ソラ、リク、カイリはどこか外の世界へと飛ばされてしまう。 その頃、ディズニーキャッスルでは、世界の闇の力の異変に気付いた王様(ミッキーマウス)は王宮魔導士ドナルドダックと騎士隊長グーフィーに「鍵を持つ者に同行せよ」というメッセージを残し、失踪してしまう。ドナルドとグーフィーは王様の命令どおり、レオンという男に会うため、外の世界・トラヴァースタウンへと向かう。 鍵を持つ者、つまりキーブレードを持ったソラはトラヴァースタウンへ飛ばされ、レオンに出会う。そこでハートレスに関する話を聞く。ハートレスは人の心に反応する生物で、キーブレードはハートレスを打ち負かす力がある唯一の武器なのだという。レオンの故郷を治めていたアンセムはハートレスについて調べていたという。その頃、ドナルドとグーフィーはレオンの仲間エアリスと遭遇し、同じ話を聞いていた。その後、ソラ、ドナルド、グーフィーは町の中で偶然出会い、協力して巨大なハートレスを倒し、仲間となる。 ここから、世界中にある闇の力が流れ出す鍵穴を閉じるために、ディズニー映画の世界を回っていく。その過程でマレフィセント率いるヴィランズ(悪役)たちが7人のプリンセスの心を集めて鍵穴を作り出そうとしていることが明らかになる。プリンセスにはなんとカイリも含まれており、心を失った彼女の無事を確保するという約束のもとリクがマレフィセントに協力して闇の力を得ていた…。 概要 キングダム ハーツシリーズ第1作。故郷をハートレスに襲われて外の世界へ放り出された14歳の少年ソラが世界中を旅し、友達を探して世界を修復していく冒険を繰り広げる。彼は冒険の途中でディズニーや『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターと出会っていく。カメオも含めると、登場する既存のディズニーキャラクターは113名。 主人公のソラは、キーブレードという鍵の形とした武器を振って戦う。キーブレードの先端からは、『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみの魔法を使うことができ、属性魔法や回復魔法を使うことができる。召喚魔法として、シンバ、ジーニー、バンビ、ダンボ、ティンカー・ベル、ムーシューら6体のディズニーキャラクターを召喚することができる。イフリートやラムウといったFFシリーズおなじみの召喚獣は登場しない。 また、アビリティを装備することで特殊な効果を得ることができるので、カスタマイズによって戦略性のあるバトルが展開される。バトルはソラを含めた3人パーティーで構成されており、ドナルドダックとグーフィーが基本メンバーとなる。訪れるワールドによっては、仲間のどちらかをワールド固有のメンバー(ターザン、アラジン、ジャック・スケリントン、アリエル、ピーター・パン、ビースト)と入れ替えることもできる。 時間軸で言えば、『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』(2010年)の約10年後であり、『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』(2004年)へと続いていく。物語の終盤は『キングダム ハーツ 358/2 Days』(2009年)と同時進行という形をとっている。ナンバリングの続編は『キングダム ハーツII』(2005年)。 主題歌は宇多田ヒカル*の「光*」。 バージョン 同年9月、北米版が発売された。音声やメッセージが全て英語に翻訳されており、『ファイナルファンタジーVII』のセフィロスや、『ヘラクレス』のアイスタイタンが隠しボスとして追加されている。「Simple and Clean」として歌詞が英語になったほか、サビのメロディも変更されている。 同年12月、日本で『キングダム ハーツ ファイナル ミックス』が発売された。北米版をベースに英語音声+日本語字幕となっており、さらに技の威力調整や新アビリティ、ハートレスのカラーリングの変更、難易度の選択などが追加された。追加ボスについても、北米版のものに加えて続編『キングダム ハーツII』の鍵となる謎の男が追加されていることで、より深く遊べるようになった。特典映像として『ファイナルファンタジーX-2』の予告編が収録されている。 2013年3月、プレイステーション3*版が発売。ディスクがオリジナルのDVDからBlu-rayになったことで、画質がHDとなっているほか、一部の操作が『キングダム ハーツII』以降に準拠したものとなっている。内容はFM版をベースに日本語音声で遊べるようになっている。そのため、北米版から追加されたセフィロス役の森川智之のみ音声の追加収録が実施されている。主人公のソラ、リク、カイリの顔のモデルが『キングダム ハーツ 3D ドリーム ドロップ ディスタンス』(2012年)のもの、白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫のモデルが『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』(2010年)のものにそれぞれ差し替えられている。操作方法が『キングダム ハーツII』以降の作品準拠にアレンジされているほか、アビリティ「EXPゼロ」「コンボマスター」の追加によって遊びの幅が広がっている。 2017年3月、プレイステーション4*版が発売。PS3版をベースに、フレーム数が30fpsから60fpsに向上している。 登場ワールド ダイブ・トゥ・ハート デスティニーアイランド ディズニーキャッスル トラヴァースタウン ワンダーランド(原作:ふしぎの国のアリス) オリンポスコロシアム(原作:ヘラクレス) ディープジャングル(原作:ターザン) アグラバー(原作:アラジン) モンストロ(原作:ピノキオ) ハロウィンタウン(原作:ナイトメアー・ビフォア・クリスマス) アトランティカ(原作:リトル・マーメイド) ネバーランド(原作:ピーター・パン) 100エーカーの森(原作:くまのプーさん) ホロウバスティオン エンド・オブ・ザ・ワールド キャスト ソラ ハーレイ・ジョエル・オスメント 入野自由 リク デビッド・ギャラガー 宮野真守 カイリ ヘイデン・パネッティーア 内田莉紗 アンセム ビリー・ゼイン 大塚明夫 カイリのおばあちゃん - - ドナルドダック トニー・アンセルモ 山寺宏一 グーフィー ビル・ファーマー 島香裕 野獣 ロビー・ベンソン 山寺宏一 マレフィセント スザンヌ・ブレイクスリー 沢田敏子 マーリン - - フェアリー・ゴッドマザー - - アリス キャサリン・ボーモント 土井美加 ハートの女王 トレス・マクニール 小沢寿美恵 白うさぎ コーリー・バートン 牛山茂 ドアノブ コーリー・バートン 小山武宏 トランプ兵 - - チェシャ猫 - - マッドハッター -(カメオ出演) - マーチ・ヘアー -(カメオ出演) - トゥイードルディー -(カメオ出演) - トゥイードルダム -(カメオ出演) - ターザン トニー・ゴールドウィン 小杉十郎太 ジェーン・ポーター ナイア・ケリー すずきまゆみ クレイトン ブライアン・ブレスド 銀河万丈 ターク オードリー・ワシレウスキー 土居裕子 カーチャック - - カーラ - - サボー - - プー ジム・カミングス 八代駿 ティガー ジム・カミングス 玄田哲章 ピグレット ジョン・フィドラー 小宮山清 ラビット - - イーヨー - - オウル - - ルー - - アラジン スコット・ウェインガー 三木眞一郎 ジーニー ダン・カステラネタ 山寺宏一 ジャスミン リンダ・ラーキン 麻生かほ里 ジャファー ジョナサン・フリーマン 宝田明 イアーゴ ギルバート・ゴットフリード 神谷明 アブー - - 魔法のじゅうたん - - 商人 - - タイガーヘッド - - アリエル ジョディ・ベンソン すずきまゆみ トリトン ケネス・マース 石田太郎 セバスチャン ケビン・マイケル・リチャードソン 山寺宏一 アースラ パット・キャロル くじら ジェットサム コーリー・バートン 森山周一郎 フロットサム コーリー・バートン 森山周一郎 フランダー イーライ・ラッセル・リネッツ 常盤祐貴 グラット - - ジャック・スケリントン クリス・サランドン 市村正親 サリー キャス・スーシー 土居裕子 町長 ジェフ・ベネット 大平透 ゼロ - - ウギー・ブギー ケン・ペイジ 畠中洋 ロック ジェス・ハーネル 園岡新太郎 ショック キャス・スーシー 土居裕子 バレル ジェフ・ベネット 松澤重雄 フィンケルスタイン博士 ジェス・ハーネル 三ツ矢雄二 ヘラクレス ショーン・アスティン 松本保典 フィル ロバート・コスタンゾ 永井一郎 ハデス ジェームズ・ウッズ 嶋田久作 ケルベロス - - ロックタイタン - - アイスタイタン -(北米版以降) - ピノキオ セス・アドキンス 常盤祐貴 ゼペット トニー・ポープ 熊倉一雄 ジミニー・クリケット エディ・キャロル 肝付兼太 クレオ - - ピーター・パン クリストファー・スティール 岩田光央 ティンカー・ベル - - フック船長 コーリー・バートン 大塚周夫 ウェンディ・ダーリング キャサリン・ボーモント 渕崎ゆり子 ミスター・スミー ジェフ・ベネット 熊倉一雄 チクタクワニ - - シンバ - - バンビ - - ダンボ - - ムーシュー マーク・モーズリー 山寺宏一 白雪姫 - - シンデレラ - - オーロラ姫 - - ベル - - チェルナボーグ - - ポンゴ - - パーディタ - - パッチ -(カメオ出演) - ローリー -(カメオ出演) - ラッキー -(カメオ出演) - ペッパー -(カメオ出演) - ペニー -(カメオ出演) - フレックルス -(カメオ出演) - レディ -(カメオ出演) - トランプ -(カメオ出演) - アルキメデス -(カメオ出演) - 魔女 -(カメオ出演) - 先生 -(カメオ出演) - おこりんぼ -(カメオ出演) - ごきげん -(カメオ出演) - くしゃみ -(カメオ出演) - てれすけ -(カメオ出演) - ねぼすけ -(カメオ出演) - おとぼけ -(カメオ出演) - プリンス・チャーミング -(カメオ出演) - フローラ -(カメオ出演) - フォーナ -(カメオ出演) - メリーウェザー -(カメオ出演) - ルミエール -(カメオ出演) - コグスワース -(カメオ出演) - ポット夫人 -(カメオ出演) - チップ -(カメオ出演) - ホーレス・ホースカラー -(カメオ出演) - クララベル・カウ -(カメオ出演) - ピーター・ピッグ -(カメオ出演) - パディ・ピッグ -(カメオ出演) - ヒューイ - - デューイ - - ルーイ - - プルート ビル・ファーマー - チップ - - デール - - 魔法の箒 - - デイジーダック トレス・マクニール 土井美加 ミニーマウス ルシー・テイラー 水谷優子 ミッキーマウス ウェイン・オルウィン 青柳隆志 ※モーグリ - - ※レオン デヴィッド・ボレアナズ 石川英郎 ※ユフィ クリスティ・カールソン・ロマーノ かかずゆみ ※エアリス マンディ・ムーア 坂本真綾 ※クラウド スティーブ・バートン 櫻井孝宏 ※シド - - ※セルフィ モリー・ケック 青木麻由子 ※ティーダ ショーン・フレミング 森田成一 ※ワッカ ディー・ブラッドリー・ベイカー 中井和哉 ※セフィロス ランス・バス(北米版以降) 森川智之(HD版のみ) 謎の男 -(FM版以降) - 黒コートの男 -(FM版以降) ※FFシリーズからのゲスト出演 HD版:2013年追録 用語集 サブゲーム 模擬バトル ビーチレース ハガキ集め 101匹わんちゃん タル壊し 闘技大会 ターザンスライダー ターザンつたわたり プーのハチミツの木 ティガーブロック プーのブランコ ティガーの大きなツボ プーのどろんこ道 オブジェクト キーブレード パオプの実 約束のお守り グミシップ ジミニーメモ カボチャの馬車 魔法の杖 魔法のランプ* トライデント 妖精の粉 闇へと通じる鍵穴 キングダムハーツ ロケーション ダイブ・トゥ・ハート デスティニーアイランド ディズニーキャッスル トラヴァースタウンゼペットの家 ワンダーランドうさぎの穴 不思議な部屋 ティーパーティー会場 ハートの女王の城 オリンポスコロシアム ディープジャングル アグラバー モンストロ アトランティカトリトンの宮殿 アリエルのグロット アースラの隠れ家 ハロウィンタウン ネバーランドジョリー・ロジャー号 ビッグ・ベン* 100エーカーの森プーの家 ラビットの家 魔法の丘 クリストファー・ロビンの家(カメオ) ピグレットの家(カメオ) カンガの家(カメオ) ホロウバスティオン エンド・オブ・ザ・ワールド 闇の世界 星の大海 種族 ハートレス グループ 七人のこびと セブンプリンセス 楽曲 光* ミッキーマウス・マーチ* くまのプーさん アンダー・ザ・シー ハロウィーン・タウンへようこそ* 片翼の天使*(FM版) 禿山の一夜(FM版)
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/13333.html
キングダムハーツ 名前:Kingdom Hearts オブジェクト:『キングダム ハーツ』(2002年) 概要 『キングダム ハーツ』シリーズに登場する主要な存在。すべての世界の心であり、究極の力と知恵の源と考えられる。真のキングダムハーツのほか、人工的に作り出されたレプリカのキングダムハーツも複数存在する。キングダムハーツの作成とその悪用を企む闇の勢力に対し、光の勢力がその阻止を試みるのが最も単純な物語の構造である。 キングダムハーツは明るいハート型の月の姿をしており、周囲に暗いオーラがうごめいている。心には光と闇があることから、月が光、オーラが闇ではないかと考えられている。ゼアノート*によると、キングダムハーツをχブレード*で開いた者は現在の世界を破壊し、新たな世界に浄化できる、すなわちすべての世界を掌握できることを意味する。 世界の心のキングダムハーツ エンド・オブ・ザ・ワールドからアクセスできる闇の扉の奥に存在するキングダムハーツ。ハートレスによって闇に落ちた世界の心を集めて作られる。 『KH』で闇の探求者アンセムがこれを作ろうとしていた。 人の心のキングダムハーツ 存在しなかった世界*の空中に浮かんでいるキングダムハーツ。キーブレードによって倒されたハートレスから集められたハートで作られる。明るく黄色に輝いているが、ダメージを受けると紫色のクレーターのようなものができる。 XIII機関がこれの完成を目指していた。『COM』ではこれを完成させるために、キーブレードを操るソラの力を手に入れようとしていた。『Days』ではキーブレードの使い手を増やす研究が行われた。いずれも阻止されたが、『KHII』で完成に向けての計画が引き続き進められた。 真のキングダムハーツ 光と闇のおとぎ話に登場する真の光と呼ばれるキングダムハーツ。前述の「世界の心のキングダムハーツ」はこれを模して作ったもの。 登場作品 ゲーム キングダム ハーツ キングダム ハーツII キングダム ハーツ 358/2 Days キングダム ハーツ バース バイ スリープ キングダム ハーツ 3D ドリーム ドロップ ディスタンス キングダム ハーツIII KH キングダム ハーツ アンセムがハートレスを使って、各ワールドにある世界の心を奪って収集し、世界の心のキングダムハーツを作ろうとしていたが、ソラ、ドナルドダック、グーフィーに阻止される。 キングダム ハーツII キングダム ハーツ 358/2 Days キングダム ハーツ バース バイ スリープ キングダム ハーツ 3D ドリーム ドロップ ディスタンス キングダム ハーツIII
https://w.atwiki.jp/ryusei_rock/pages/118.html
レオキングダムエネミーデータ Lv HP 出現場所 入手カード S 800 アマケンがいかんの電波 - N 2200 宇宙空間の電波3 レオキングダム EX 2700 宇宙空間の電波3 レオキングダム,EX SP 3500 宇宙空間の電波3 レオキングダム,EX,SP 攻撃名 攻撃力S N EX SP 追加効果 マグマボール 30 100 150 250 のけぞり HIT後無敵 ギガントプレス 50 150 250 350 のけぞり HIT後無敵 ブレイク フレイムテイル - 150 250 350 のけぞり HIT後無敵 ボルケーノクロー - 150 250 350 のけぞり HIT後無敵 ブレイク レオブレイザー - - - 600 のけぞり ブレイク HIT後無敵 マグマボールは弾速は結構早いがよけるのは難しくないし、ブレイク性能を持っていなくてガードでも防げる。ガードした場合次の行動を素早く。 ギガントプレスはパネルが黄色く光ってから2、3秒もたたないうちに攻撃してくる。ガードも不能、これとボルケーノクローをよけるのが1番の難関。 フレイムテイルはガードも出来るし、攻撃前少しスキがあるので自信があればカウンターを使って攻めよう。 ボルケーノクローはギガントプレス同様、ガード不能でありさらに 1発よけてもまたすぐ攻撃してくる。1発よけても油断しないと。 なお、相手は炎属性なので水属性(アイスメテオやMならキャンサーバブル)が有効。 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/lovemanga/pages/85.html
あらすじ 時は紀元前。 いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! +... 時は紀元前。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! 異母弟・成キョウの反乱。王座を追われた秦国の若き王・エイ政は、王都奪還のため、山民族の王と同盟を結ぶべく奥深き山界へ…! 紀元前、史上最大の戦国中華大活劇!! 王都奪還への狼煙――。反乱で失った王座を取り戻そうとする秦国王・エイ政は、山の王とかつての同盟復活を掛け合う。そして、物語はいよいよ王都咸陽の奪還作戦へ! 新・始皇帝ストーリー、国内統一編最高潮!! 王座奪還への奇襲。圧倒的兵力差の中、奮戦する秦国王・エイ政たち。王命で別働隊となった信たちは、反乱の首謀者である王弟・成キョウが占拠する本殿を目指す――!! クーデター鎮圧。王弟の反乱は、秦王・エイ政一派の奮戦により、失敗に終わる。歩兵となった信は大将軍への野望のため、隣国「魏」との戦争へ! 秦軍の歩兵となった信は、戦場へと到達。後手後手に回る戦局の中、待ち受けるのは魏国が中華随一を誇る戦車隊だった――!! 大合戦決着。兵の数で劣る秦軍は、総大将・ホウコウを先頭に決死の総力戦を挑む…。武功をあげるべく信もまた、その最前線へ! 少年の深き闇。宮女に語られる秦王・エイ政の過去。永年の敵国・趙において、虐げられ、心を閉ざし生きていたエイ政を変えたものとは…!? 敵は内にあり。暗殺を企て、王宮に刺客を放った黒幕はエイ政のよく知る男だった。その刺客集団に加わる羌カイの目的とは…!? 秦国最大の敵、ついにその姿を現す…!! 秦国最大勢力。秦国の影の支配者というべき丞相・呂不韋、ついに現る。質量ともに圧倒的な人材を統べるこの男、底知れず…! 敵の巨大さを知った信は、更なる進化を求める!! 長平四十万の恨み。かつてエイ政が人質として過ごした国・趙。長平の戦い以来、秦に憎悪と怨恨を抱く趙国が、今、秦に侵攻! 危急の時、眠れる“秦の怪鳥"王騎が、ついに動く―――!! 狙うは将軍の首。ついに乾原で始まる趙との決戦。蒙武は秦軍の先陣を切って突撃を開始。一方、王騎から特命を受けた飛信隊は、敵将の一人・馮忌を狙い、単独行動へ! 蒙武、全軍を率いる。飛信隊によって、趙将の一人・馮忌は討たれた。攻勢をかける秦軍は、将軍・蒙武のもとに全軍を預けて、一気に決着を目指す。だが、趙の大将・ホウ煖がついに姿を現し…!? ホウ煖、単身の奇襲。戦況を優位に進めていた秦軍であったが、闇に乗じた趙軍の奇襲に被害が拡大。趙軍総大将・ホウ煖の前になす術もない飛信隊を逃がすため、羌カイと信が戦いを挑むが…!? 王騎とホウ煖、見える。夜襲を境に入れ替わった形勢。ホウ煖を追い軍を進める蒙武将軍だが、そこには趙軍の罠が…! そしてついに9年前の因縁に決着をつけるべく両軍総大将、対峙す―――!! 大将軍の生き様。明らかになる六将・摎にまつわる過去。そして、両軍総大将が戦う最終局面で、ついに侵攻作戦の絵図を描いた張本人・李牧の奇襲が――! 秦趙決戦、ついに決着!! 李牧、咸陽へ来たる。秦国丞相・呂不韋の画策により、趙国三大天・李牧が咸陽へ現れた。敵の懐のど真ん中で、王騎を葬った策士が切り出した意外な提案とは…!? 凍てつく母子の闇。後宮へ赴き、実母である太后に援助を請うエイ政。しかし、太后は、エイ政の政敵である丞相・呂不韋と密会を…!? 王宮、風雲急…! “生ける伝説"の漢。かつて秦の六大将軍と幾度も矛を交えた中華屈指の猛将・廉頗。いま、魏国の山陽を舞台に、秦魏一大決戦の火蓋が切られる! 王騎が認めた将軍。新千人将となった信だが、廉頗四天王の一人・玄峰の策に大苦戦。だが、老獪な玄峰に対し、秦軍は副将・桓騎がついにそのベールを脱ぐ! 老若各将、迸る覇気。蒙恬・王賁との共同作戦で廉頗四天王の輪虎を追い詰める信。一方、秦六将と渡り合った生ける伝説廉頗が自ら最前線へと姿を現す!! 人生総決算の大一番。秦と魏の決戦は、ついに総大将同士の直接対決の様相へ。信もまた、廉頗の右腕・輪虎との激闘に決着がつく!! 一方、味方を守り孤軍奮闘していた羌カイは…!? 離脱と新加入。ついに決着した秦魏戦。名将・廉頗が突きつけた「史上最強の大将軍」への条件に対して信は!? 羌カイの旅立ちを見送り、新体制となった新生飛信隊。今、さらなる武功へ突き進む刻──!! 趙の二傑、再始動。趙国宰相・李牧はホウ煖を総大将として燕国へ侵攻。中華には再び不穏な空気が漂う。一方、秦国内では呂不韋が相国へと登りつめ…!? 秦国完全包囲網。南の超大国・楚による突然の秦侵攻。戦国七雄最大の強敵におののく秦国だが、迫り来る敵は、楚一国ではなく!? いま秦国存亡の危機…! 函谷関攻防戦。五ヶ国からなる合従軍を迎え撃つ秦軍。鉄壁の国門・函谷関を死守すべく、信たち飛信隊は因縁の趙軍と激突! 決戦初日の大一番。悲しき怨念に囚われた趙軍の凶将・万極との一騎打ちで、自らの戦う意味を再確認する信。函谷関攻防戦は新たな将軍の登場でますます全面戦争が激化し…!? 超大国・楚軍との死闘。合従軍五ヶ国の内、最大の規模を誇る楚国。その楚軍総大将の汗明に対し、数で劣る蒙武軍が打って出た意外な作戦とは!? 蒙武、至強に挑む。沈黙を破り、自ら動き始めた楚将・カ燐。一方、秦軍も蒙武軍が楚軍総大将・汗明の本陣を目掛け怒濤の突撃を…!? 本能型の極み。カ燐の策により、完全に裏をかかれたかに見えた函谷関。その窮地に現れたのは…!? 合従軍戦最終局面、戦場はさらに拡大へ──! 精根尽きかけた状態でサイにたどり着いた信たちを出迎えた秦王・エイ政。李牧率いる軍勢に対し、民間人ばかりのサイの民を抱えた秦軍に勝機はあるのか!? キングダム 関連ページ [ネ申漫画!?]今話題で人気のおすすめ漫画が面白すぎる お前らが人に薦めたくて薦めたくてたまらない漫画 ヤングジャンプ 生涯でベスト3に入る漫画3冊挙げて か行 面白すぎてやべぇぇってなる漫画 全巻ぶっ通しで読みたくなる漫画教えろ ヒストリエ おすすめの歴史系、戦記系漫画とその概要を書いてくスレ これだけは読んでおけって漫画教えてくれ 狼の口 〜ヴォルフスムント〜 手塚治虫文化賞 レビューポイント(5が最高) 選択肢 投票 1 (0) 2 (0) 3 (0) 4 (0) 5 (1) コメント コメント はい、読み終わりました。 キングダム31巻の感想です。 戦争漫画というと個別の戦闘や軍師の戦略といったところに焦点を合わせる作品が多いように思いますが、本作品の一つの特徴は戦争における政治、さらには政治家の重要性について細かく描写していることでしょうか。 小説であればそういった政治のゴタゴタを書く作品も少なくありませんが、対象読者が比較的若い漫画でこれをやるのは素晴らしいことですね、しかも面白いし。 毎回のように出てくる新キャラも一人ひとりのキャラが立っていて、まったく既視感を感じさせません。 編集者が漫画家にキャラ設定の重要さを滔々と説くよりも、キングダムを黙って渡すほうが効果的かもしれない(笑) (2013-07-21 21 41 51) 厨二病をビンビン刺激しまくりつつ、歴史のお勉強にもなる現在最も勢いのある漫画の一つ。 読む前に、知人に何巻くらいで終わりそうか聞いたら、ペースは早いけどいつになったら終わるかわからないという謎の回答をされました。読んだらその意味がわかります(笑) (2013-06-30 18 38 24) キングダムに関する口コミ #bf みんなの感想 }(document,"script","twitter-wjs"); /script }
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/792.html
ドカポン3・2・1 ~嵐を呼ぶ友情~ 【どかぽんさんにいち あらしをよぶゆうじょう】 ジャンル RPG風友情破壊ボードゲーム 対応機種 スーパーファミコン メディア 12MbitROMカートリッジ 発売元 アスミック 開発元 ビィトップ (BETOP) 発売日 1994年12月2日 定価 9,600円(税別) 書換 ニンテンドウパワー1997年12月1日/1,000円/F×3・B×4 プレイ人数 1~4人 セーブデータ プレイデータ2個 周辺機器 マルチタップ対応 判定 なし ポイント 前作からの正当進化マジシャン、目押しによるバランスの悪化キャラクターデザイン 柴田亜美氏 ドカポンシリーズリンク 概要 ストーリー ゲーム紹介 ゲームモード紹介 職業紹介 フィールド上のシステム マスについて 戦闘に関するシステム 行動 パラメータに関して 戦闘の継続 戦利品と敗北時のペナルティ 闇の力で一発逆転! 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後 余談 概要 1993年12月10日にアスミック(現 アスミック・エース エンタテインメント)より発売された『決戦!ドカポン王国IV ~伝説の勇者たち~』の続編に当たる作品。 前作では指定した期間の中でどれだけ多くの資産を集めるかというルールでのみの対戦だったが、今作からはシナリオをクリアしながらいかに多くの資産を集められるかを競う「シナリオモード」の他、通常とは異なる特殊ルールによる「バトルロイヤル」が追加された。 なお、前作のルールによる対戦も「ノーマルモード」として収録されている。 今作のキャラクターデザインは『南国少年パプワくん』等で知られる柴田亜美氏が手がけたことでも話題になった。 ストーリー あの戦い(*1)から1年が経った。 ようやく訪れた平和を謳歌していたドカポン王国に、突如としてモンスターが襲来してきたのだ。 モンスターの侵攻は凄まじく、いつしか王国中の村がモンスター達の手に落ちてしまった。 国王はこの事態を受け、国中に一つのお触れを出した。 「モンスターを討伐し、もっともお金を稼いだ者に次期王位継承権とプリリン姫を嫁に与える」 このお触れを受けて集まった勇者による王国を救うため…ではなく、次期王位を巡っての醜い争いが始まるのだった。 ゲーム紹介 ゲームモード紹介 + 長いので収納 ノーマルモード 決められた期間の中で一番多く資産を集めた者が優勝。 期間は1~9999週の中で選ぶことが出来、プレイ中でも変更が出来る。 このモードではプレイ開始時のキャラクターレベルを設定出来、設定したレベルに応じて初期状態の装備品も変化する。ちなみに初期能力もレベルの範囲内でランダムに振り分けられる(*2)。 シナリオモード シナリオをクリアしつつ、一番多く資産を集めた者が優勝。 週数に制限はなく、ビッグモンスターと呼ばれる特別なモンスターを一定数倒すことでイベントが発生、それをクリアして物語を進めて行く。全8章。 このモードのみ、冒頭でチュートリアルを兼ねた特別マップが存在する。 バトルロイヤル 特殊な条件下での3種類の勝負が楽しめる。条件の達成度のみが重要視され、資産の多寡は勝敗に一切影響しない。 このモードもノーマルモード同様に開始時のキャラクターレベルを設定出来、設定したレベルによって装備品などが異なるだけでなく、勝利条件の難易度も変わる。 むらレース 指定された村を一番速く開放した者の勝利。 キルレース 一番速く、他のプレイヤーを指定された回数倒した者の勝利。 かいものレース 一番速く、指定された道具をお城に持ってきた者の勝利。 ドカポンチェック 本作にまつわるクイズに答えることで、お薦めのコンピューターの強さ設定を診断してくれるモード。 職業紹介 + 長いので収納 ウォリアー 力押しが得意なパワフルな職業。 戦闘中に「クリティカルヒット」が発生することがあり、攻撃力が通常よりも大きく上がった状態で相手を攻撃出来る。 戦闘中の攻撃魔法およびフィールド魔法を使った際に、一定確率で魔法を失敗させてしまうことがある(*3)。 レベルが上がると攻撃力に+2のボーナスが入る。 ナイト 鉄壁の守りが自慢の職業。 戦闘中に「クリティカルガード」が発生することがあり、通常よりも受けるダメージを大きく軽減出来る。 戦闘中の防御側に回った時、自らの纏っている鎧が余りにも重すぎるために動けなくなってしまい、相手の攻撃が必中になったり、降参を選んでいた場合も降参出来なくなることがある(*4)。 レベルが上がると防御力に+2のボーナスが入る。 シーフ 軽やかな動きが特徴の職業。 戦闘突入時に一定確率でカードを見破り、先攻後攻が解ることがある。 戦闘中、相手の攻撃を見切って回避が出来る事がある(*5)。 フィールド上に仕掛けられた罠や赤宝箱にある罠を見破り、回避することがある。 戦闘中に相手の攻撃をまともに食らってしまい、通常より受けるダメージが増えてしまうことがある。 レベルが上がると素早さに+2のボーナスが入る。 マジシャン 高い魔力が武器の職業。 戦闘中に攻撃魔法を使った際、魔力が高まって通常よりも大きなダメージを与えることがある。 戦闘中に「攻撃」・「必殺」を選んだ際に力が抜けてしまい、敵に与えるダメージが大きく低下してしまうことがある。 レベルが上がると魔力に+2のボーナスが入る。 ファイター 平均的な能力を持ち、高い安定性が特徴の職業。 登場する5つの職業の中で、唯一特筆すべき長所も持たない反面、欠点も持たない。 レベルが上がるとランダムでいずれかのパラメータに+2のボーナスが入る。その関係上、唯一体力が+2される可能性がある職。 フィールド上のシステム + 長いので収納 1日を1ターンとし、プレイヤー全員が1ターンを終えることで1日が経過するという流れになる。 フィールド上ではルーレットを回して出た目の数だけ移動するのが基本となるが、アイテムを使ったりフィールド魔法で他のプレイヤーを妨害することも出来る。 アイテムを使用した場合(*6)はその後もルーレットを回せるが、フィールド魔法を使った場合はそれでターンが終了となる。 アイテムは最大8個まで所持出来、フィールド魔法は魔力のパラメータに応じて所持可能数が増え(10あがる毎に増える)、最大8個(最低2個)所持出来る。 マスについて 何も無いマス 基本的なマスであり、王国を徘徊するモンスターとの戦闘になる。 時折、戦闘ではなくイベントが発生することもある。 既に他のプレイヤーが居た場合は、イベントが起きない限り、即プレイヤーとの直接対決になる。 通過すると毒に侵される毒沼マス、止まると麻痺してしまう雪原マス等があるが、デメリットの発生以外はこの何も無いマスと同じ扱いになる。 村 フィールドマップ上に点在しており、初期状態ではモンスターによって支配されている。村のモンスターは基本的に次の大陸以降のモンスターで、その大陸のモンスターと比べると明らかに強いのでしっかり準備しないと勝つのは厳しい。ただし、最初と4番目、最後の大陸のみ、その大陸の強モンスターが何体か配備されている。なおビッグモンスターは勇者であるプレイヤー全員の平均レベルに応じたモンスターが出てくる(最弱のビッグモンスターはリザードマン(レベル6))。 村を支配しているモンスターを倒すことで、その村を自分の統治する村とすることが出来る。以降は止まるごとに村の稼ぎを貰え、HPを完全回復することが出来る。 村には価値が設定されており、統治した村の価値の分、自身の資産に加算される。 村の価値は冒険のスタート地点となるドカポン城から遠い村ほど高くなり、合わせて1日あたりの稼ぎも高くなる傾向がある。 自分の統治する村に止まった際に、お金があれば寄付を頼まれ、それに応じることで村のレベルが上がり、1日あたりの稼ぎが増える。村のレベルは1~6まであり、最大の6まで上げると村の価値も倍になる。なお、お金がある場合は1ターンで一気に最大の6まであげてしまうことも可能。 他のプレイヤーの統治する村に止まった場合は、その村の1日あたりの稼ぎと同額を支払ってHPを完全回復させることが出来るだけでなく、襲撃をかけることも出来る。襲撃に成功すればその村に貯まっていた稼ぎが強奪出来るが、襲撃に失敗するとお尋ね者(*7)となり、その首に賞金がかけられてしまう。 何も無いマスと同様にプレイヤー同士が鉢合わせると直接対決となる。 ドカポン城 教会 各大陸に1つずつ設置されており、教会では止まるとステータス異常を回復することが出来ると同時に、それ以降にHPが0になって力尽きた後の復活地点となる。 以降の作品では原則ステータス異常の治療は有料となっているが、本作は無料でステータス異常を治療して貰える。 最初の大陸(アジナ大陸)には教会が無いが、ドカポン城が教会の機能を有しており、更にHPも完全回復出来る。その他にもビッグモンスターがいる場合はプレイヤーの攻撃力とビッグモンスターの耐久力を計算してアドバイスをくれる。二回以上の攻撃・必殺・溜めて攻撃しても倒せないなら「倒すことができないダバ」、先述の条件で倒せるなら「倒す事ができるかもしれないダバ」、一撃の攻撃で倒せるなら「確実に倒すことができるダバ」(*8)。ほかにもプレイヤーとの戦闘に負けて名前を変えられた場合、有料で名前を変えなおしてもらえる(ただし高額)。シナリオモードでは5章まではその章をクリアーするには必ず条件を満たした状態でドカポン城に帰る必要がある。 アジナ大陸のダンジョンでは所定の金額を支払うことで任意で指定した教会にワープ出来る仕掛けがある。シナリオモードでは物語の進行に応じてワープ先が追加されていく。 お店(共通事項) 商品を購入したり、不要品を売却することが出来る。 村同様に襲撃することが可能で、襲撃に成功すればその店で取り扱っている商品のいずれかを入手出来るが、その成功確率は極めて低くなっている(*9)。 装備品は入手した時点で装備する形になるため、お店で購入する場合は既に装備しているものを下取りに出して新しく買ったものをそのまま装備することになる。 ただし、既に装備している攻撃魔法を買い増す場合は例外となる。 全店舗共通で土曜日は25%オフで購入出来るが、日曜日は店休日となるため、お店のマスに止まれない。 アイテム屋 フィールド上で使えるアイテムを購入することが出来る。 魔法屋 フィールド魔法と戦闘中に使える攻撃魔法・防御魔法を扱っている。 攻撃魔法には使用回数があり、お店では10回分を1セットにして販売しており、最大で99回分まで購入出来る。ただし、購入した際に100以上に達する場合は購入できないので、99にするには1回使って再度購入するか、マホタス系の防御魔法で増やす必要がある。 武器屋 武器・盾・鎧を取り扱っている。 集金所 コインのマークをしたマスで、ここに止まると統治している全ての村のうち、任意の1つの村の稼ぎを回収したり、あるいはその村のレベルを上げることが出来る。 余談だが、「G」と書かれた袋のマスが一部のダンジョンや大陸にあるが、これは「全村集金所」となり、こちらは村のレベルアップは出来ないが、統治している全ての村の稼ぎを回収することが出来る。 小城 ドカポン城とは異なる小さな城で、各大陸に1つずつある。 ノーマルモードでは全く意味の無いマスだが、シナリオモードではシナリオを最初にクリアしたプレイヤーに対するご褒美となっている。 小城も村と同じように価値を持ち、日々の稼ぎがあるが、その算出方法は特殊となっている。 価値は獲得した時点で小城のある大陸の既に解放されている村の中でもっとも価値の高い村の価値の倍となる(*10)。 小城の日々の稼ぎはその小城がある大陸の全ての解放された村の日々の稼ぎの合算となる(*11)。 基本的な機能は村と同じになるが、統治しているプレイヤー以外が止まっても襲撃することは出来ず、統治者が力尽きても小城は失ったり奪われたりしない。 各種宝箱 青宝箱、黄宝箱 それぞれアイテム、フィールド魔法が入手できる。特にデメリットはないが、この宝箱でしか入手できないという物もない。前作と異なり、ダンジョン内にも置かれている。 赤宝箱 アイテム・フィールド魔法に加え、装備品・現金を含めたうちのいずれかが手に入る。非売品や貴重品が入手しやすい反面、罠を引き当てると何も手に入らないうえ、ダメージを受けたりアイテムを失ったりするペナルティを受ける、ハイリスクハイリターンな宝箱。 本作では、ドカポン城から離れた地域になると10万以上の現金や最後の大陸の武器屋で売られている物以上の数値を持つ装備、強烈なマイナス結果やが混じってくる。また、やはりダンジョン内にも置かれている。 白宝箱 最も中身が極端な赤宝箱をベースに、ほぼ全ての罠を取り除いたもの。貴重品が容易に獲得できるが、一部のダンジョンにしかないため、全体的な配置数が少ない。 また、白宝箱には呪われている装備品が存在し、手に入れると強制装備 呪い状態になる。呪われている装備品を装備している間は店でその部位を売ったり買い替えたりできなくなる。呪われた装備品を外すには何らかの方法で呪いの状態異常を解くか宝箱・カジノ・店の襲撃に勝って呪われた装備品と同じ部位の装備を手に入れて呪われた装備品を捨てるのどれかが必要。前者の呪いの状態異常を解いて外した場合、呪われた装備品が消滅するので、罠がないように見えて実は強烈な罠が混じっている宝箱である。(ただし、呪われた装備が配置される事はあまりない) スペシャル宝箱(濃紺色) ダンジョンのみに存在し、「まほうのカギ」が無ければ開けられない。中身は殆どが希少価値の高いアイテムとなっているが、場所によって中身は完全に決まっている。また、一度開けると全員がそのダンジョンから一度立ち去らない限り、宝箱が開いたままになり再入手がお預けになる。また、再入手時も同様にカギが必要。 これらのうち、スペシャル宝箱以外は止まるとルーレット画面に移行し、ルーレットで決定したものを入手出来る。 ダンジョン入口/出口 このマスに止まることで、対応したダンジョンの中に入ったり出たり出来る。 ダンジョン内での階層移動(階段など)もこのマスに属する。 何も無いマスと村マス以外では基本的に戦闘は起こらない。 まだ他にも種類はあるが、主だったものにとどめる。 戦闘に関するシステム + 長いので収納 戦闘に突入すると、まずはカードで先攻後攻を決める。 カードの選択権はターン中のプレイヤーにあり、カードの中身を見ることの出来るアイテム「ミエるんです」を持っていればそれを使うことも出来る。 行動 攻撃側 Aボタン 攻撃 装備している武器を使った通常攻撃を行う。 確実に相手を攻撃出来るが、相手の素早さが自分よりも高い場合は攻撃を外すこともある。 Yボタン 必殺 持っている武器を使った強力な攻撃を行う。 当たれば攻撃よりも大きなダメージを与えられるが、相手がカウンターを選んでいた場合は技をそっくりそのまま返されてしまい、自分が自分の必殺を受けてしまうことになる。 また、カウンターを相手が選んでいなくても、自分より素早さが高ければ回避されてしまうこともある。 Xボタン 攻撃魔法 装備している攻撃魔法の使用回数を1消費して、魔法による攻撃を繰り出す。 素早さに影響されない必中攻撃だが、相手が防御魔法を選んでいた場合は無効化され、更に防御魔法の種類に応じた効果が発生する(*12)。 今作ではモンスターの特技を攻撃魔法として扱っている。 ダメージ計算には魔力が使用されるが、ブンシンとテレポートという魔法は物理攻撃の計算式が使われる。 攻撃魔法を持っていなければ選択出来ない。 Bボタン ため そのターンでは攻撃をせず、力を溜めることで自身の攻撃力を1.5倍にする。 効果は重ね掛けが出来るのでためを繰り返す度に攻撃力が1.5倍されていく。 また、今作では攻撃時に十字キーの左右(またはLRボタン)を押すことで、現在所有しているアイテムの中からアイテムを選択することも出来る。 戦闘中に使えないアイテムは赤文字になっており、白文字で表示されているアイテムのみ使用可能となっている。 防御側 Aボタン 防御 無難な選択肢。相手が攻撃なら最もダメージを抑えられる。 Yボタン カウンター 相手の必殺に対しての反撃の体勢を取るが、それ以外には対応出来ず、ダメージが増加してしまう。 Xボタン 防御魔法 装備している防御魔法を用いて攻撃魔法に対するバリアを張るが、それ以外の攻撃に対してはダメージが増加。3つの防御コマンドの中ではカウンターされる・降参失敗を除いて最も受けるダメージが大きい。 今作では防御魔法に成功すればノーダメージで相手の攻撃魔法を無効化し、更に装備している防御魔法が一番安価なマホキカン以外の場合、その防御魔法に応じた効果を得ることが出来る。 防御魔法には使用回数に限りが無く、何度でも使用可能。防御魔法を装備していない場合、魔法を防御すること自体出来ないため、これが無いと攻撃魔法が打たれ放題となってしまう。 Bボタン 降参 所持品かお金のうちのいくらかを失うが、戦闘から逃げることも出来る。 死んでしまうと更にペナルティが強烈なので、勝てないと思ったら下手に意地を張るより素直に逃げてしまった方が良い。 相手の素早さが自分より高い場合、選んでも逃げられない場合があり、逃げるのに失敗した場合は最も受けるダメージ倍率が大きい。 Bボタンとアイテム以外はそれぞれのボタンが一致すれば防御側が優位に、そうで無ければ攻撃側が優位に立てるようになっている。 じゃんけんの三竦みのような関係にあり、非常に駆け引きが熱い。 パラメータに関して 戦闘中およびフィールド魔法の成功率、回避率などに影響を及ぼす5つのパラメータに関して下表にまとめる。 項目 内容 攻撃 高いほど相手に攻撃・必殺で与えるダメージが増える。 防御 高いほど相手からの攻撃・必殺で受けるダメージが減少する。 魔力 高いほど攻撃魔法で高いダメージを与えられ、同時に相手の攻撃魔法で受けるダメージが減る。更にフィールド魔法によるダメージ、フィールド魔法の命中および回避率にも影響を及ぼす。 素早さ 高いほど相手に攻撃が当たりやすくなり、同時に回避しやすくなる。(*13) 体力 体力1ポイントにつき、HPの最大値が10アップする。 物理攻撃によるダメージの基本計算式は(攻撃側の攻撃力×1.5(端数切捨て)-防御側の防御力)×5.5(端数切捨て)の計算結果がダメージとなる。 魔法の場合は魔力の数値でダメージが変動する物は(攻撃側の魔力-防御側の魔力)×発動魔法の倍率となる(つまり魔力が同値以下だと必ず基本ダメージが0になる)。 ただし、計算の後に1~3の増減が発生する事があり、計算結果がマイナスになっていたとしても0として扱われるため、どんな時でも1~3のダメージを与え(受け)る事がある。 なお、5.5の部分は攻撃対防御の物理攻撃における最低数値であり、お互いが別の行動をとった場合はもっとダメージが大きくなる。 また、魔法は相手の行動問わず、上記の計算で固定となり、マジシャンの魔力みなぎり以外でダメージが増加する事はない。 余談だが、シナリオモードのヒントマスで語られるダメージ計算式とは大まか一致するが、5.5倍の所が5倍と説明されており、厳密にはシナリオモードで語られるダメージ計算式も少し間違っているか、説明不足である。 戦闘の継続 1ターンの戦闘はお互いが攻撃と防御を行い、そこで決着が付かなければ次のターンに戦闘が持ち越しとなり、決着が付くまで繰り返すことになる。 プレイヤー同士の戦いの場合は、プレイヤーそれぞれのターンで攻撃と防御を1回ずつ繰り返すことになる。 戦利品と敗北時のペナルティ 勝利時 相手がモンスター 倒した場合は経験値とお金、モンスターが何か持っていればそれも獲得出来る(*14)。 降参した場合はお金かモンスターが持っていた物のどちらかを獲得出来る。 相手がプレイヤー 倒した場合は相手の所持品、所持金、統治している村、装備品のいずれかを奪うか、相手の名前を変えることも出来る。 降参した場合は相手の所持品、所持金のいずれかを奪う事が出来る。 プレイヤーが相手の場合に限り、メリットはないが「何も奪わない」ということも出来る。 敗北時 降参した場合は所持品か所持金のいずれかを失う。更に、次のターンは戦う勇気を失ってしまっているため、1回休みとなる。 倒された場合は所持品、所持金、統治している村、装備品のいずれかを失うのが基本だが、相手がプレイヤーであった場合は名前を変えられてしまう場合もある。倒された後、順位に応じて数ターンの間、最後に止まった教会かドカポン城に安置され、休みになる。 名前を変えられてしまった場合はドカポン城に行けば再度名前を設定し直すことも出来るが、その際は非常に高い費用がかかる。 闇の力で一発逆転! + 長いので収納 非常にえげつない妨害手段が非常に豊富な本作。 そのため、一度落ちぶれ出すとそのまま再起が難しくなってしまうこともままある。 そんな時、一定の条件を満たした上で特定個所に向かうか、あるアイテムを使用した上で小城以外の全ての財産を投げ出すことで闇の力を手に入れ、「デビル」に変身することが出来る。 デビルになると全ての基本能力が3倍になる上に、非常に強力な装備(通称 デビル装備)を纏うことが出来る。 更にイベントを起こすことで様々な強力な妨害をすることも出来るため、立ち回り次第ではそれまでの劣勢も覆す程のものとなっている。 なお、デビルとの戦いは双方が無条件で降参出来なくなってしまうため、余程の相手に有利な要素が無ければデビルに戦いを挑まれたが最後、そのまま死に直結してしまう。 デビルのメリットは以下の通り。 移動は常にバババイン。 バババインとはアイテムの効果が続く間、ルーレットを1~5個回せるようになるアイテムで、デビルになっている間はこの効果がずっと続くことになる。 他のプレイヤーが統治している村に止まることで、その村にモンスターを出現させることが出来る。 モンスターが支配している村に止まることで、HPとステータス異常を回復出来る。 ビッグモンスターの妨害の対象外となる。 さらに、ビッグモンスターの妨害「モンスターのHPとステータス異常の完全回復」が発生した時に一緒に回復出来る。 逆に、デビル側からイベントを起こせば、自分と共にモンスターのHPやステータス異常も回復させる事が可能。 ターンの経過で力を溜めれば溜めるほど、強力なイベントを起こして他のプレイヤーを妨害することが出来る。 他のプレイヤーを倒すことで経験値を獲得出来る。経験値は倒したプレイヤーのレベルに応じて変動する。勝利した場合の強奪も現金とアイテム類は人間時と同様だが、装備は投げ捨てて紛失させ、村の場合はモンスターに支配された状態に戻すことができる。 ただしデビルでいる間に財産を稼ぐ手段はプレイヤーを倒して所持金を奪う以外手がない。デビルは教会かドカポン城マスに止まる、契約期間が終了する、のどちらかで人間に戻る。 余談だが開発スタッフはシナリオモードでデビルが1位になる事を想定しておらず、デビルが1位になるとエラーが起きてバグってしまう。 意図的にやらない限り絶対起こらない事だが、間違ってもシナリオモードでデビル状態のプレイヤーを1位にしない事。 なお、余談であるが本作のデビルは撃破すれば装備品を奪うことも可能となっている。 評価点 前作『ドカポンIV』から正当進化を遂げている 前作では何かとシステム周りで不便な所があったり、ゲーム的にも(致し方ない所はあるが)ボリュームが多いとは言いがたい所もあったが、今作ではゲームとしてのボリュームも大きく増加し、プレイの選択肢も増えている。また、システム周りも適度にバランスの取れた形で改良が加えられたことで快適なプレイ環境を実現している。 前作では攻撃魔法は武器が、防御魔法は盾が無ければ装備すら出来ず、盾を買い替えてしまうとまた改めて防御魔法を購入し直さなければならなかったが、今作では魔法と武具は独立して扱われるようになった。 ただし、前作よりゲームバランスが悪化した点もある。詳細は賛否両論点と問題点の項にて。 また、フィールド上でも前作はアイテムだろうとフィールド魔法だろうと使用してしまうとそこでターン終了してしまっていた。しかし、今作では相手への直接の妨害要素になるフィールド魔法は使用後ターン終了、アイテムは移動系のアイテムを除き、使用後でも通常の移動が出来るようにするという、ゲームバランスを保ちつつの(*15)改良が施された。 戦闘面では前作ではモンスターにレベルの概念が無く、いまいちそのエリアの敵の強さが解りづらい所があったが、敵モンスターにもレベルの概念が出来たことでプレイヤー側にもある程度の敵の強さが解りやすくなり、プレイアビリティの向上という意味では大きく貢献している。 シンプルで解りやすいゲームデザイン 以降の作品では様々な要素が肉付けされていった結果解りにくくなってしまい、かえってゲームとしての面白さを損ねるものも出てきてしまっていた。しかし、(前作や)今作においてはそう言った複雑なものは全くと言って良いほど存在せず、文字通り「他のプレイヤーを蹴散らしてお金を集めれば良い」の一言に集約されるゲーム性がファンからは高く評価されている。 そして自由度の高さもファンからの高い評価を得る要因であると言える(*16)。 探索の目途を立てやすい 視覚的に明確な「大陸」でエリアが区分されるようになり、ゲーム内でも地域名が開示されたことで、敵の強過ぎるエリアに知らず足を踏み入れる事故がほぼなくなった。 前作では地域区分が見た目ではほとんど判らず、1つの陸地内で異なる強さの敵が出現するエリア同士が隣り合っていたうえ、敵の強さに大幅なギャップのある地域同士が並んでいる箇所もあったので、事故が起こりやすく、初見での対策は村リストでの並び順から攻略難易度の推測ができる程度であった。 前作同様、通路ダンジョンで隔離されている地域も一部あるのだが、本作では通行するだけで毒を受ける「毒沼マス」がこの隔離地域にしかないほか、そのマス数もシリーズ全体の作品で比較すると少なく、毒沼を強行突破しなければ決して辿り着けない拠点は一切存在しない。全体的にダメージマスの分布自体が希少であり、探索そのものの難易度は低い。 賛否両論点 柴田亜美氏のキャラクターデザイン 『怒りの鉄剣』以降の新作発表において、キャラクターイラストが公開される度に「どうして柴田亜美を使わないんだ」と言ったような意見が散見される。 一方、「決戦!ドカポン王国IV ~伝説の勇者たち~」のキャラクターデザインの方がよかった 、という意見も散見される。 ボードゲームらしからぬ実力要素があり、突き詰めると実力主義ゲーに変貌する ボードゲームゆえ、RPG要素である戦略を練っても結局は運に委ねられる。それはどのボードゲームでもほとんど例外ではない。しかし、今作のみ、他のドカポンシリーズにはない実力要素(宝箱の中身の目押しができる事)があり、突き詰めていくと実力主義ゲーとなる大きな要因になる。 + 詳細 今作は宝箱のルーレットにはパターンがいくつか存在し、その中からランダムで選ばれたものがパターンどおりに動く。中には分かりやすいパターンが存在するので、欲しい物の配置次第ではあっさり目押しできたりする。(*17)赤宝箱の中身は最初の大陸から最後まで使っていける装備が存在する上、青と黄宝箱にもふっかつざいのような強力なアイテムも配置される事がある。それだけならただの実力要素で済んだが、最初の大陸の洞窟には赤宝箱の密集地帯がある為、それが実力主義ゲーとも評される原因になってしまった。 低レベルスタートのノーマルモードなら、宝箱の目押し精度で全て決まるといっても過言ではなく、目押しができる人なら不遇なナイトを使おうが関係ない。使える物をガンガン使ってレベルを上げ、他プレイヤーが巻き返しできない状態を作り上げたりできる。そのため、展開次第では本来フィールド魔法でいじめる立場であるマジシャンが逆にいじめられる構図ができる事もある(設定の穴を突くならシナリオモードでも可能)。 流石にそれが問題になったのか定かではないが、鉄剣以降は対策がなされた(*18)ただし、あくまで突き詰めた場合の話なので、目押しができないプレイヤーなら運と戦略、職性能が大事になる。また、目押しができるといっても宝箱の中身とルーレットのパターンはランダムで運が絡むため、何でもかんでも実力主義というわけではない。(*19) ドカポンシリーズ最弱のデビル 上述の目押し、ためとデビルの仕様から、使える物を最大限に使う事が前提になるが、他シリーズと比べて、デビルが負ける可能性が明らかに高い。デビルになったとき、アイテムが全て失われる上、デビルのコンセプトは「圧倒的な基礎能力と装備で大逆転」なので細かい小細工が一切できない。そのため、強い武器と複数のふっかつざいを持ってこられるだけで負ける可能性が出てくる(*20)。当然、そこにまほうのくすりなんて混じってたら逆にデビルがカモになってしまう。また、この頃のデビルが起こせるイベントはランダム要素が大きい為、他プレイヤーの元に行くには基本ルーレットによる自力移動でないといけない。能力が3倍になるのでレベル差が激しくない限り、そう易々と命中はしないとはいえ、万が一対象を操れるパペットが直撃しようものなら…。 特に村にモンスターを呼んだ時が一番狙われる。村のモンスター相手にためを実行して次のデビルのターンで一撃で仕留められるのも珍しくない。デビル自身は強いものの、システム周りのせいで恐怖の対象のデビルが逆にカモとして見られ、倒され、最強クラスの装備を奪われることも日常茶飯事である。「逆転の一手としてデビルになったら逆にプレイヤーに襲われてしまい、強力なデビル装備を奪われ、むしろ突き放される要因となってしまった」なんて笑えない冗談である。 マスに仕掛ける「ワナ」に無防備である点も弱点と言える。シーフ以外は必中である上、即死ダメージが入る事があるのだが、本作のデビルはそれに加えてフィールドで倒された場合、人間に戻ってから持ち物を奪われる(意図的にアイテムか現金を奪ってない限り、必ず装備を落とす)ため、デビルになったことで傷口を広げる可能性がある。 COM操作時のデビルも問題であり、相手へ戦闘を仕掛ける為に対象のマスを狙って移動するのだが、そこがデビル解除効果のあるドカポン城や教会でもお構いなしなので、デビルを解除させることができる。 流石に制作スタッフもまずいと思ったのか、鉄剣以降から目押しと宝箱共々対策がなされた。(*21)ただし、これも目押し精度が高いプレイヤーがいるならの話なので、普段は問題にならない(*22)。 問題点 職業バランスが悪い(目押しできないプレイヤー同士が集まった場合の話) 本作は職業による個性がついたが、キャラ間のバランスはかなり悪い。その代表例がマジシャンとナイトで、マジシャンが突出して強く、ナイトは最も弱い。目押しができるプレイヤー同士がいる場合の話は下記へ(仮にできるプレイヤーが1人だけの場合、職業バランス関係なくそのプレイヤーがほぼ1強の独走状態になる)。 マジシャンはゲームの仕様と職業の性質上、序盤は苦戦を強いられやすい反面、中盤以降で魔力が上がってくると逃げつつ道中で拾ったフィールド魔法でネチネチと他のプレイヤーをいたぶるプレイスタイルが猛威を振う。マジシャンが強い最大の理由はパラメータの役割の偏り。シリーズの他作品では、フィールド魔法の命中率は「素早さ」が影響していたが、本作に限り「魔力」が影響する。つまり、魔力1つ高いだけでダメージ、命中率ともに高くなる(加えて魔力の高さはフィールド魔法の持ち運べる数にも影響する)ため、魔力だけ上げればフィールドでやりたい放題できてしまう。 この仕様を最大限悪用した有名な戦法に眠らせて行動不能にするフィールド魔法で相手を封じ込めて一方的に殴り殺し略奪してしまうという「ネムネム殺し」というものがある。 結果として、マジシャンが一人でも混じってしまうと他のプレイヤーも魔力を最優先で上げまくらなければならない一種のチキンレース状態となってしまい、ゲームが楽しめなくなってしまうことも多々ある。 ナイトは今作の「ため」の攻撃力上昇幅こそ小さいものの、ダメージバランスにおける攻撃力や防御力のウェイトが前作より非常に大きくなっている。 そのため、防御に振って敵の攻撃を受けて凌ぐスタイルを取ろうにもそれ程のターンを凌げないことが多いため、防御に振るくらいなら素早さ(*23)を強化した方が良いとも言われ、更にはナイト特有のデメリットである「回避・降参不能になる」と言うのが割合発生しやすいこともあって、上の理由からマジシャンが最強とする意見と同様に、ナイトが文句なしの最弱とする意見もかなり多い。 ただし、ナイト最弱はあくまで人との対戦を考慮した場合であり、モンスター相手であれば本作は元々そこまでモンスターは強くないので十分に活躍出来るとされる。また、防御力の高さを活かして、何も考えず魔法防御一択で敵の攻撃を凌げるのは利点と言えば利点。人相手にボコボコにされるのでは意味ない気もするが…。 + 参考:他の三職について ウォリアーは単純な戦闘面の強さだけで言えば最強クラス。自慢の攻撃力でバッタバッタと敵をなぎ倒していく爽快感もある上、村のモンスターを倒してレベルを上げまくる先行逃げ切り型戦法が超得意。ただし。魔法を使うと一定確率で不発になるというのが痛い。戦闘ならひたすら脳筋で攻撃ゴリ押しすれば問題ないが、フィールド魔法はここぞという時に大きな支障をきたす事があり、妨害力が低い。 シーフはマジシャンに次ぐか同等の強職で、唯一複数のプラス能力を持つ。赤宝箱やアイテムのワナによる罠を回避したり、敵の攻撃を能力による確定回避、さらには素早さがレベルアップ時に2上がるため、能力配分の無駄のなさだけで言えば間違いなく最強を誇る。デメリット能力の被弾時にまともに喰らってダメージ増加は元々の素早さもあって発生しにくいことも強み(そもそも一発喰らうだけでアウトな事も多い本作ではあまり痛手にならない) ファイターは無難オブ無難。長所もなければ短所もないため、プレイヤーの実力が一番反映されやすいが、プラス能力がないことにより運での勝利が期待できず、レベルアップ時の2ポイントの割り振りはランダムなため、思うような成長ができずほとんど劣化シーフである。 + 目押しありの場合の職業バランス。見たい方はどうぞ 目押しを考慮するなら目当てのアイテムが抽選される運とそれを的確に目押しできるプレイヤー力がほぼ勝敗の鍵を握っていると言っても過言ではないが、それでも職業の強さ順位を「リアルファイトが勃発しない程度の自重(生き返った相手に即フィールド攻撃魔法をしないなど)をした上で目押し含めたほぼ何でもありのレベル1スタート」の条件であえてあげるならシーフ>ナイト>ファイター≧ウォリアー>マジシャンとなり、マジシャンが最弱、シーフが最強になってパワーバランスが一気に逆転する。 目押し考慮でマジシャンが最弱の理由はデメリット能力が大きな足かせになり、(シナリオモードならマス設定の穴を突いた技を使って)序盤からアカフリ大陸に渡ってのパワーレベリングに事故が起きる可能性があるため、必然的に大きなハンデを背負う事になる。ネムネム殺しもフィールド魔法だと低レベルが原因による魔力差で不可能。攻撃魔法は店ならヨーロー大陸のカジノ洞窟から購入可能と先行するには遅く、シナリオモードはチュートリアルマップの魔法宝箱で手に入る時があるが、全て一方通行の場所にしか存在せず、モタモタしてると相手に先行されるといった点から、とにかく先行能力と安定性がブッチギリで低い。さらにダンジョンに入ったプレイヤーを妨害できないのが致命的で、ダンジョンに逃げられてしまったら黙って指をくわえるしかなくなってしまう。これらの事から、目押し精度が高いプレイヤーにとって強み0の最弱職でしかない。 逆にシーフは能力配分に無駄がなく、仮に赤宝箱の目押しを外しても固有能力により罠を回避できる可能性があり、かつバトル時も固有能力にて攻撃を確定回避することもあるため唯一のデメリットである被弾時のダメージ増加も確定回避により発生確率が下がることから、結果的に生き残りやすく目押しありにおける最強職業と言える。唯一の弱点はジュエルスライム狩りが全く安定しない事で、この点だけはナイトより見劣りしてしまう。 ナイトが2位なのは意外と思われるが、きちんと理由があり、バブルの塔のジュエルスライムを全職の中で最も安定して狩れるからというのが大きい。ジュエルスライムは25万ゴールドと4001の経験値と全モンスターの中で一番美味いモンスターである。しかし魔力とすばやさが全モンスター最強数値でシーフ相手でも回避・必中させ、マジシャンの魔法も通じない。特技(攻撃魔法)の「しょうめつ」を使う可能性もあるが、使わなかった場合無視できないダメージを受けることになり、苦戦は必至。しかし、ナイトの場合は防御力が高く、ジュエルスライム自身も攻撃力がアカフリ大陸のモンスターどまりのため、パワーレベリングでしっかりレベルを上げたナイトなら、防御魔法のビリビリを持った状態で魔法防御を選ぶだけで完封できる。しかもジュエルスライムはバブルの塔に生息しているので、フィールド魔法で妨害する事は絶対に不可能。他の職ではよほどレベルを上げるか、ビビバビデブーを連発してドーピングしない限り、不可能な稼ぎを自力でできる面が大きく評価できるため、この順位になる。本来なら1位でもおかしくないのだが、シーフと比べると単純な職性能と対プレイヤー戦が弱いため、2位に甘んじている。 残る二つの職は共通して、ジュエルスライムの狩りの難易度がナイトより高い事と、ファイターは基本劣化シーフな事、ウォリアーは目押し精度が高いプレイヤーにとって、必要以上の攻撃力が不要な事と、フィールド魔法の不発の恐れがマイナス点となって、この順位となる。 攻撃魔法のブンシンがチートレベルに強すぎる(死に魔法が多すぎる) 折りたたんである「戦闘に関するシステム」で大体のダメージ計算式が書かれているが、魔力でダメージが変動する魔法は同値以下だと必ず0~3の結果にしかならない。そのため、魔法を生かすためには魔力を伸ばさなければいけない。そこまではいいのだが、それらを全て覆すブンシンという物理攻撃魔法がある。ブンシンは物理攻撃魔法であるため、物理攻撃の基本計算式が適用されるのだが、なんと1.5倍の部分が2.25倍に強化されて計算されるのである。しかも成立さえすれば必中な上、必殺の2倍以上のダメージをたたき出す。さらに言うとこの魔法は2番目の大陸であるカジノ洞窟の魔法店でダメージが変動する攻撃魔法としては2番目に安い値段という、恐ろしい速さとリーズナブルさで売られている。極めつけは攻撃力依存で物理攻撃のダメージ計算式であるため、武器を新調、持ち替えてブンシンの効果を簡単に強化できる。ふざけてんのかこの魔法は。 この魔法のせいでゲーム中盤までに出てくるダメージが変動する魔法は全てブンシンより高いくせにブンシン未満の攻撃力の死に魔法なり、最後までブンシンで貫けばオールOKというとんでもない事態になっている。一応ゲーム後半の上級魔法(ノーマルモードのLV50スタート時とデビルが持っているオーロラやギガフレイム)は比較数値が同値ならブンシンより高いダメージを叩き出せたり、ネムネムやゴゥトゥヘルのような魔力不要で強力な魔法も存在するが、前者は魔力に気を配らないといけないし、後者はブンシンより有効な場面はあるが、その場面の大体が圧倒的格上と対峙している時であるため、やっぱりブンシンが大安定となる。 なお同じ物理攻撃魔法で後半の大陸にしか売られていないテレポートの計算式は完全に必中版攻撃対防御でしかないくせに値段がブンシンより高い、完全劣化ブンシンである。なぜだ。 「ミエるんです」が死にアイテムになっている 戦闘システムの所で書いた、カード選択権のあるプレイヤーが持っていれば、使うことでカードの中身を見ることが出来るアイテムである「ミエるんです」だが、実際は死にアイテムになってしまっている。 と言うのも、カードを選択する時に十字キーを左右に入れることでカードを入れ替えるのだが、そこでカードが交差した際に手前側を通過した(つまり上を跨ぐ形)カードが必ず「先攻」になっているからである(*24)。 従って、その事を知っているプレイヤーが戦闘を仕掛け、更には自重しないでそれによる見極めを行ってしまうと確実に先手を取れてしまうと言うこと。先攻が圧倒的に有利になるこのゲームのシステムにおいて、これは余りにも問題であると言わざるを得ない。 コンピューターの思考ルーチンが「プレイヤーをとにかくいたぶること優先」になりすぎている。 特にプレイヤー1人でコンピューターを3人にしてしまうと、もはや1対3の変則タッグマッチをやらされているかのような状態となり、四方八方からフィールド魔法の妨害が1人のプレイヤー目掛けて飛んでくる。 しかも、プレイヤーがトップであるならまだしも、完膚無きまでに叩きのめされているドベであろうと、勿論それ以外の状況であろうともお構いなしの状況でこうなるため、流石にやり過ぎと言わざるを得ない。 流石に次作の『怒りの鉄剣』以降は状況に応じて(*25)他のコンピューターに対しても攻撃を仕掛けるようになっている。 接触不良によるセーブデータ破損が生じやすい。また、フィールド画面で道具の欄を開いた際に透過(アイテム一つ分の枠に、メニューで隠れているマップ部分がそのまま見えている)が出来ていることが稀にあるが、その位置にカーソルを移動させると赤い背景に英文のエラーメッセージが表示された画面へと変わり、確実にフリーズする上、全てのセーブデータを破損してしまう。一度この空白が出来てしまうと再起動しても直らないため、当該セーブデータの継続使用は諦めた方が無難。 総評 ドカポンシリーズとしては十分に完成度の高い傑作であると言えるだけの内容ではあるのだが、問題点に書いた内容が足を大きく引っ張っているため、「一つのゲームとして」見た場合は名作とまで言い切れるかというと少々苦しい所もある。 だが、ある程度実力が均衡していたり、「解っている」者同士が集まってプレイをする分には、間違いなくこの上なく盛り上がれる作品であり、問題点に上げたようなものを踏まえてなお、引きつける魅力は間違いなく持っている。 それ故にこの作品をシリーズ1番の傑作として挙げるファンも少なくない。 そのため、「熱中しすぎて本当に友情に亀裂が入ってしまった、絶縁した」…なんて事にならないように程々に楽しむのが良いだろう。 その後 1997年12月1日にニンテンドウパワーの書き換えリストに追加、2000年10月時点で累計書き換え件数8位となっている(*26)。 2007年11月22日にプレイステーション2に本作のリメイクとなる、『ドカポンキングダム』が発売されている。 またおよそ1年後の2008年7月31日にはWiiにいくつかの追加要素を追加した移植版である『ドカポンキングダム for Wii』が発売されている。 因みに、Wii版の『ドカポンキングダム』の発売と同日に、ニンテンドーDSに前作『ドカポンIV』のリメイクとなる『ドカポンジャーニー! ~なかよくケンカしてっ♪~』が発売されている。 余談 本作のマップは世界地図をベースとしており、大陸名や村の名前などは世界地図上の実際の大陸名や都市名・民族名をもじったものとなっている。 一例を挙げてみると… 本作における地名等 世界地図上の地名等 アジナ大陸 アジア大陸 ラリアット大陸 オーストラリア大陸 トキオ村 東京 ベガス村 ラスベガス ケープ村 ケープタウン サイマ城 マサイ族 ボリジニ城 アボリジニ …等々。 本作は普通にプレイしていてもゲーム終了後にスタッフクレジットが表示されることはなく、マップ上の特定箇所を調べることで閲覧することが出来る。 前作も普通にプレイしていては表示されないため同じように隠されている。 「調べる」コマンドでヒョーの村から左上にある岩を調べると隠しメッセージが見られる。内容はスタッフ紹介とプレイヤーへのメッセージ。 シナリオモードにてマジシャンで1位になった場合、エンディングの文章が少し変化する。
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/1918.html
作品名 キングダム・カム GM名 ◆4wSURDq66QHearts of lion 逆月裁判 タクティクスがおー 開始時期 選択形式で進めるスレ支部・ゲームブック形式スレ Part62#998 本編 キングダム・カム 国家選択 キングダム・カム キャラクターメイキング コーバック・アルカトラスという死徒がいた。 彼は自身の研究の集大成である聖典トライテンを自ら作り上げた迷宮に封印した。 旧知の仲であった魔法使いゼルレッチはふと暇潰しにこれに挑戦しようと思い立った。 パズルを解くような気軽さで挑んだ迷宮だったが、そこは人知を遥かに超えた空間であった。 相手の魔力を利用して増殖し不規則に入れ替わる迷宮にゼルレッチは第二魔法での脱出を試みる。 しかし、それが失敗だった。繋いだ並行世界の全てに広がっていく迷宮。 気付けば迷宮は平行世界さえも飲み込んで『百万迷宮』と呼ばれる巨大世界を構築する。 突如発生した迷宮に世界は大混乱。 だが人類は滅びなかった。 それぞれのリーダーの下で集団を結成し国家を築き上げた。 これはそんなどこにでもある一つの国が懸命に涙ぐましく、 時には狡猾にされど、ほのぼのと戦い抜いた物語である。 キングダム・カム session1 play1 キングダム・カム session1 play2 キングダム・カム session1 play3 キングダム・カム session1 play4 キングダム・カム session1 play5 キングダム・カム session2 play1 キングダム・カム session2 play2 キングダム・カム session2 play3 キングダム・カム session2 play4 キングダム・カム session2 play5 キングダム・カム session2 play6 キングダム・カム session2 play7 キングダム・カム session2 play8 How to play 新ゲームは『迷宮キングダム』というTRPG風の、 国家経営とダンジョン探索を合わせたようなゲームです。
https://w.atwiki.jp/06124644/pages/12.html
第1章 『勇者覚醒』 第2章 『旅立ち』 第3章 『心無き者たち』 第4章 『再会』 第5章 『異世界への入口』 第6章 『伝説の聖剣と伝説の聖地』
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/658.html
ドカポンジャーニー! ~なかよくケンカしてっ♪~ 【どかぽんじゃーにー なかよくけんかしてっ】 ジャンル ウラギりRPG風ボードゲーム 対応機種 ニンテンドーDS メディア 128MbitDSカード 発売元 ジェンタープライズ 開発元 スティング、朱雀 発売日 2008年7月31日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1~4人 セーブデータ プレイデータ2個+図鑑データ 通信機能 DSワイヤレスプレイ、DSダウンロードプレイ対応 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント 携帯機初のボードゲームタイプのドカポンシステム周りの退化 ドカポンシリーズリンク 概要 ストーリー ゲーム内容紹介 ゲームモード 職業紹介 フィールド上のシステム マスについて 戦闘に関するシステム 行動 パラメータに関して 戦闘の継続 戦利品と敗北時のペナルティ デビラーマンで一発逆転! 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 1993年にアスミック(現アスミック・エース エンタテインメント)より発売された、『決戦!ドカポン王国IV ~伝説の勇者たち~』(以下、本項内では「原作」と表記する)を近年のドカポンの仕様を加える形でリメイクした作品。 原作は設定した期間内でどれだけ多くの資産を集めるかというルールのみであったが、今作ではそのルール(「ノーマルモード」)の他に、シナリオをクリアしながら最終的な総資産を競う「ストーリーモード」、3つのそれぞれ特殊なルールによるプレイが楽しめる「バトルロイヤルモード」が追加された。 更に、原作ではプレイヤーが使う場合は駒以上の意味がなかったキャラクターに職業の概念を追加、特技やレベルアップ時の能力成長などで個性が付いた。 なお、携帯機でのドカポンはドカポンの戦闘システムをアレンジしたダンジョンRPG2作(*1)が出ていたものの、元々の形式であるRPG風のボードゲームは出ていなかったため、本作が携帯機初のボードゲームタイプのドカポンとなる。 ストーリー ドカポン王国の人々はお金儲けが大好き。 みんなは、平和で幸せなこの暮らしが、ずっと続くと思っていました。 しかし、突如として凶暴化したモンスターが、王国にある全ての村を占領してしまったのです。 村人たちは、せっかくお金を貯めても全てモンスターに奪われ、生きる希望を失いつつありました。 いまや噂されるのは、再びドカポン王国にお金をもたらすという伝説の勇者たちと、光り輝く「ドカポンオーブ」の存在…。 そして今、王様の前に、伝説の勇者たちが集いました。 王様は勇者たちに言いました。 「一番多くお金を稼ぎ、ドカポンオーブを見つけ出したものにこそ、この王国の未来と、お金の次に大切な我が娘、プルルン姫を託すダバ!」 ドカポンオーブ、王国に伝わる究極の宝…。 それがどこにあるのかは長い間、謎とされてきました。 王様の言葉をかたわらで聞いていたプルルン姫は叫びました。 「そんなことより、私の社交界デビューのドレスを見つけてきて、勇者さま!」 …なんだか頼りない王様と、ちょっとズレてるお姫様。 ドカポンオーブはどこにあるのか、再び王国に平和を取り戻すことは出来るのか…。 勇者たちは、伝説の旅に出るのでした。 ※公式HPにあるストーリーより、一部手を加えて転記。 ゲーム内容紹介 ゲームモード + 長いので収納 ノーマルモード 指定した週数の中で、一番資産を集めることが出来た者の勝利。 週数は1~199週の間で選ぶことが出来、ゲーム中でも変更することが可能。 ストーリーモード シナリオをクリアしつつ、一番多く資産を集めることが出来た者の勝利。 週数に制限はなく、全8章構成でビッグモンスターを所定の数倒すことでイベントが発生し、それをクリアしていく形となる。 バトルロイヤルモード 特殊な条件下での3種類の勝負が楽しめるモード。このモードでは資産の多寡は全く順位に影響を及ぼさない。週数は1~199週の間で選ぶことが出来、ゲーム中でも変更することが可能。 お宝発見バトル 指定した期間内に一番速く指定されたお宝をドカポン城に納めた者の勝利。 お宝はモンスターに支配されている村を開放した時に入手出来るが、出来ないこともある。 村開放バトル 指定した期間内で最も多くの村をモンスターから解放した者の勝利。 デスマッチバトル 指定した期間内で最も多く他のプレイヤーを倒した者の勝利。 職業紹介 + 長いので収納 戦士 男性 戦闘での特技は「マッスル」。攻撃力と防御力を30%アップする。 戦闘開始の先攻を決めるカード選択時に「襲撃」をし、強制的に先攻を取れることがある(*2)。 レベルが上がると攻撃力と体力のパラメータにそれぞれ+1される。 女性 戦闘での特技は「にらみつけ」。相手の動きを封じることが出来るが、失敗することもある。 戦闘開始時に「フルチャージ」により、HPを完全回復させることがある(*3)。 レベルが上がると攻撃力と素早さのパラメータにそれぞれ+1される。 ナイト 男性 戦闘での特技は「ヒーリング」。自分のHPを最大HPの60%分回復出来る。 フィールド上でダメージ系のフィールド魔法を仕掛けられた際、「フィールドガード」により、ダメージを軽減出来る。 レベルが上がると防御力と体力のパラメータにそれぞれ+1される。 女性 戦闘での特技は「ごうわん」。防御力が33%程減少する代わりに攻撃力を1.7倍にするが、これで攻撃ターンが終わってしまうため、使い所が難しい。 フィールドマップ上で何かしらのステータス異常(*4)にかかっている場合、「いやしの気合」により、ステータス異常を完全回復させることが出来る。 レベルが上がると防御力と素早さのパラメータにそれぞれ+1される。 盗賊 男性 戦闘での特技は「どろぼー」。相手の所持金かアイテムを奪うことが可能。 フィールド上では「かたスカシ」により、フィールド魔法や罠などを回避することがある。 レベルが上がると素早さと体力のパラメータにそれぞれ+1される。 女性 戦闘での特技は「とんずら」。ノーリスクで戦闘から離脱出来るが、失敗することもある。 フィールド上では「なにわ印」により、店などを襲撃した際のポイントに+2(*5)される。 レベルが上がると魔力と素早さのパラメータにそれぞれ+1される。 魔法使い 男性 戦闘での特技は「バキューム」。相手の魔力を0にすることが出来るが、失敗することもある。 フィールド上ではフィールド魔法を仕掛けられた際、「マジックキャッチ」により、フィールド魔法を回避しつつ、仕掛けられたフィールド魔法を入手出来る。 レベルが上がると防御力と魔力のパラメータにそれぞれ+1される。 女性 戦闘での特技は「魔力ため」。自らの魔力を2倍に高めることが出来る。 フィールド上では「ひらめきマグマグ」により、フィールド魔法を持っていなくてもマグマグ(*6)で他のプレイヤーを攻撃出来る。 レベルが上がると魔力と体力のパラメータにそれぞれ+1される。 フィールド上のシステム + 長いので収納 1ターンを1日とし、参加している全プレイヤーがターン終了することで1日が経過する。 基本的なシステムはボードゲームになるため、ルーレットを回して出た目の数だけ移動する形となる。 また、ルーレットを回して移動することが出来なくなるが、アイテムやフィールド魔法を使うことも出来る。 アイテムは最大8個、フィールド魔法は魔力のパラメータに応じて所持可能数が増え、こちらも最大8個まで所持可能となる。 マスについて 何も無いマス 基本的にはこのマスとなり、大抵の場合は王国にいるモンスターとの戦闘に突入する。 時折、戦闘ではなくイベントが発生することもある。 既に他のプレイヤーが居た場合はモンスターではなく、そのプレイヤーとの対戦になる。 止まると毒に侵される毒沼マスがあるが、毒をもらう以外はこの何も無いマスと同じ扱いとなる。 村 フィールドマップ上に点在しており、初期状態ではモンスターに支配されている。 村を支配しているモンスターを倒すことで、自分の統治とすることが出来る。以降は止まるごとに村の稼ぎを貰えるようになり、更にHPを完全回復出来る。 また、村には価値が設定されており、統治した村の価値の分だけ、自身の資産に加算される。 自分の村に止まった際に、お金がある場合は寄付を頼まれ、それに応じることで村のレベルが上がり、稼ぎが増える。 村のレベルは初期状態の1から6まであり、最大の6まで上げると村の価値が倍になるが、1ターンの中ではどれだけお金があろうとも1レベルしか上げられない。 他のプレイヤーの統治する村に止まった場合は、村の1日当たりの稼ぎと同額支払うことでHPを完全回復させることが出来る。 襲う事も可能で、襲撃に成功すれば村に貯まっていた稼ぎを強奪することが出来るが、失敗するとお尋ね者(*7)としてその首に賞金がかけられてしまう。 何も無いマス同様、既に他のプレイヤーが居た場合はそのまま直接対決となる。 教会 要所要所に設置されており、止まるとステータス異常を回復することが出来、HPが0になって力尽きた時の復活地点とすることが可能。 なお、ドカポン城は教会の機能を有しているだけでなく、HPも完全回復出来る。 とあるダンジョンでは決まったお金を支払うことで任意の教会にワープ出来る仕掛けがある。 お店(共通事項) 商品を購入したり、所持品を売却することが出来る。 原作では店の襲撃は出来なかったが、今作では村同様に襲う事が出来、成功すればその店で取り扱っている商品をいずれか一つ任意でもらうことが出来る。 武器屋と魔法屋の攻撃魔法と防御魔法は購入時点で装備するため、既に装備しているものがある場合は、それを下取りに出して購入、そのまま装備することになる。 ただし、攻撃魔法を買い増し(既に持っている攻撃魔法の購入)する場合は例外となる。 アイテム屋 フィールド上で使えるアイテムを購入することが出来る。 魔法屋 フィールド魔法と戦闘中に使える攻撃魔法・防御魔法を扱っている。 攻撃魔法には使用回数があり、お店で売っている攻撃魔法は全て10回分をセットにして販売、最大で99回分まで購入出来る。 武器屋 武器・盾・鎧を扱っている。 各種宝箱 青宝箱、黄宝箱 青はアイテム、黄色はフィールド魔法をそれぞれ1つ入手出来る。リスクは無い反面、貴重品が入手出来る確率も低い。 赤宝箱 貴重品が入手出来ることがある反面、罠が多く仕掛けられているハイリスクハイリターンな宝箱。 白宝箱 主にシナリオクリアのために必要になるアイテムが入っているもので、普段はフィールドやダンジョンマップには出現しない。 緑宝箱 「まほうのカギ」が無ければ開けることが出来ないもので、貴重品が入っていることが多い。 白と緑以外は止まることで中身の候補が表示され、ルーレットで止まったものを入手することが出来る。 ダンジョン入口/出口 このマスに止まることで、ダンジョンの中に入ったり出たり出来る。 ダンジョン内での階層移動(階段など)もこのタイプに属する。 他にも種類はあるが、主なものにとどめる。 なお、戦闘は何も無いマスと村マス以外では基本的に起こらない。 戦闘に関するシステム + 長いので収納 戦闘が始まるとまずはカードで先攻後攻を決める。 カードの選択権はターン中のプレイヤーにあるが、戦士(男)の「襲撃」が成立した場合はカード選択を飛ばして戦士(男)のプレイヤー側の先攻として戦闘開始となる。 また、選択権のあるプレイヤーがカードの中を見ることの出来るアイテム「ミエるんです」を持っている場合は使うことも出来る。 行動 攻撃側 Aボタン:攻撃 装備している武器を使った通常攻撃を行う。 確実に攻撃が行えるが、相手の素早さが自分より高い場合は攻撃を外すこともある。 Yボタン:必殺 持っている武器を使った強力な攻撃を行う。 当たれば攻撃よりも大きなダメージを与えられるが、相手がカウンターを選んでいた場合はダメージが与えられないどころか、強力な返し技を受けてしまうため逆に大ダメージをもらってしまう。 なお、相手がカウンターを選んでいなくても素早さが自分より高い場合は攻撃を外すこともある。 Xボタン:攻撃魔法 装備している攻撃魔法の使用回数を1消費して、魔法攻撃を繰り出す。 発動すれば、防御魔法で防がれることはあっても確実に命中させることが出来る。 当然ながら、持っていない場合は選択不能となる。 なお、今作では怒りの鉄剣と異なり、モンスターの特技は攻撃魔法として扱われる(*8)。 原作では装備している武器に付与する形となっていたため、武器がないと攻撃魔法は所有も使用も出来なかったが、今作では独立して扱われるので、武器が無くても攻撃魔法の所有も行使も可能。 Bボタン:特技 各キャラクター固有の特技を使用するが、ものによっては失敗することもある。 モンスターの特技が攻撃魔法扱いとなっている関係で、モンスターのこのコマンドは一律で「ため(*9)」となっている。 防御側 Aボタン:防御 守りを固め、相手の攻撃によるダメージを軽減させるが、必殺や攻撃魔法に対しては無力。 Yボタン:カウンター 相手の必殺にのみ対応出来る強力な返し技の体勢を取るが、攻撃には対応出来ず、ダメージが増加してしまう。 また、今作ではカウンターに成功しても、相手の素早さが自分より高い場合は返し技を外してしまうことがある。 Xボタン:防御魔法 装備している防御魔法を用い、相手の攻撃魔法に対してのバリアを張るが、物理攻撃に対しては全くの無力で、受けるダメージが増加する。 元からダメージを与える効果のない攻撃魔法以外は魔法防御に成功してもある程度のダメージは受けてしまうが、魔法の追加効果は確実に防ぐことが出来る(*10)。 当然ながら、持っていない場合は選択不能となる。 原作では装備している盾に付与する形となっていたため、盾がないと防御魔法は所有も使用も出来なかったが、今作では攻撃魔法同様に独立して扱われるので、盾が無くても防御魔法の所有も行使も可能。 Bボタン:降参 相手に勝てないと思えば大人しくこれ。何かしらのアイテムやフィールド魔法、お金を失ってしまうが死ぬよりは被害も少なく済む。 今作では選べば確実に逃走可能となっている模様。 逆に、モンスターはこれを選ぶことが絶対にない模様。 Bボタン以外は同じボタンを攻撃側と防御側が押すと防御側への効果が軽減される、あるいは逆転するようになっており、それぞれがじゃんけんの三竦みのような関係にあるため駆け引きが熱い。 また、行動選択中にLボタンを押すことで、攻撃側の攻撃魔法と特技の効果と防御側の防御魔法の効果を確認することが出来る。 これは主にモンスターの攻撃魔法の効果の確認でお世話になることが多いと思われる。 パラメータに関して 戦闘中およびフィールド魔法の成功率、回避率などに影響を及ぼす5つのパラメータに関して下表にまとめる。 項目 内容 攻撃 高いほど相手に攻撃・必殺で与えるダメージが増える。 防御 高いほど相手からの攻撃・必殺で受けるダメージが減少する。 魔力 高いほど攻撃魔法で高いダメージを与えられ、同時に相手の攻撃魔法で受けるダメージが減る。同様にフィールド魔法によるダメージにも影響を及ぼす。 素早さ 高いほど相手に攻撃が当たりやすくなり、同時に回避しやすくなる。同様にフィールド魔法の命中率や回避率にも影響を及ぼす。 体力 体力1ポイントにつき、HPの最大値が10アップする。 戦闘の継続 戦闘は1ターン中にそれぞれが1回ずつ攻撃と防御を行うことが出来る。従って、そこで決着が付かなければ、決着が付くまでターンが来る度に戦闘継続となる。 プレイヤー同士の戦いの場合は、対象のプレイヤーのターンごとにそれぞれ攻撃と防御を1回ずつ、決着が付くまで繰り返すことになる。 戦利品と敗北時のペナルティ 勝利時 相手がモンスター 倒した場合は経験値とお金、時折モンスターが持っていたものを入手出来る。 相手がプレイヤー 倒した場合は相手の所持品、所持金、統治している村、装備品のいずれかを奪うか、相手の名前を変えることが出来る。更に自分よりレベルが高い相手を倒した場合は経験値も獲得出来る(*11)。 降参した場合は相手の所持品か所持金を奪うことが出来る。 メリットはないが、相手プレイヤーに勝った場合は「何も奪わない」ことも出来る。 敗北時 降参した場合は所持品か所持金を失い、更に次のターンでは戦う勇気を無くしてしまい、一回休みとなる。 倒された場合は所持品か所持金、統治している村、装備品のいずれかを失うのが基本だが、相手がプレイヤーであった場合は名前を変えられてしまうこともある。更にその後、順位に応じたターン数が経過するまで最後に止まった教会かドカポン城に安置され、お休みとなる。 名前を変えられた場合はドカポン城に行けば無料で名前を戻すことが可能。 デビラーマンで一発逆転! + 長いので収納 最下位のキャラクターが一定の条件を満たした上で特定地点に到達するか、アイテム「けいやくしょ」を使って、かつ全ての財産を差し出すことで強力な闇の力である、「デビラーマン」になることが出来る。 デビラーマンになると全ての能力が5倍になる上、強力な装備品を纏うことが出来るだけでなく、モンスターが統治していない村に止まることで、その村にモンスターを召喚出来たりするなど、圧倒的な力を持つ。 更に移動は常にルーレット5個を一度に回せる「5バイン」を使っているような状態となるため、圧倒的な機動力で他のプレイヤーを追い詰めることが出来る。 なお、職業の欄で書いたが、本作では同じ職業でも性別によって特殊能力などが異なっているが、デビラーマンだけは例外となり、男女で能力の差はない。 デビラーマンとなったキャラクターとの戦いは、例えお尋ね者でなくても「降参」を双方が選択出来ないため、余程実力差がない限りはデビラーマンに襲いかかられた時点で死が確定してしまう。 余談になるが、原作では「デビル」と呼ばれていたものである。 評価点 携帯機でもボードゲームタイプのドカポンが楽しめる点 概要の所で触れたが、携帯機でのドカポンはダンジョンRPG風のものしか出ていなかった。 今までのシリーズでもバトルロイヤルでもなければどうしてもプレイ時間が長くなってしまう以上、電池など様々な問題点があったことも事実ではある。 だが、逆に携帯機だからこそ気軽にプレイヤーを集めて出来る所もあるだけに、携帯機へのボードゲームタイプのドカポンを望む声は少なからずあった。 そういう意味では今回でようやくその声に対しての反応があったとも言える。 コンピューターのショートカットの採用 シリーズとしては『ドカポンDX』から搭載されたものとなり、コンピューターのターンのバトルパート等をスキップ出来るという機能である。 これをオンにしているとフィールドマップ上で遭遇したモンスターの表示のあとで結果表示されて戦闘パートが終了する。 お互いの行動後の状態を表示し、戦闘継続の場合はそこで終わるが、勝利した場合は獲得経験値とお金、アイテム等を入手した場合は入手したものを表示する。 なお、コンピューター同士の対戦で決着が付いた場合は、勝者が何を奪ったかという形で表示するし、モンスター相手に負けてしまった場合は失ったものを表示されるというものである。 ただし、プレイヤーが絡みうる戦闘(*12)の場合はスキップされない。 また、バトル以外でもスキップされることがあり、例えばお店に入れば買った物が表示され、襲撃した場合はその後でその成否も表示されたり、これまたプレイヤーが絡まないイベントが発生した場合も大まかな概要だけ表示するといった流れになる場合もある。 これにより、コンピューターのターンの待ち時間も大幅に短縮されたことで、サクサクとしたゲームテンポに繋がっている。 搭載された初期はあまりにもイカサマじみた戦闘展開(*13)になることもあったために敢えてショートカットを使用しないといった事もあったようだが、流石に作を重ねることにそういったことも少なくなった。 ただし、あくまで戦闘の結果しか表示されない(*14)ため、職業の性質を知っていないとこれまたイカサマじみた展開に見えてしまうことも多々あるのだが。 豊富なゲームモード ストーリーモード強制のタイトルもある中で、今作は様々なモードがあるため、この点は評価出来るであろう。 「ドカポン王国IV」からの変更点 以下の変更点がプラスに働いている。 ゲーム開始時に選択する職業に性能面での個性が付いた他、女性キャラも選択可能。戦略の幅が広がった。 攻撃魔法を防御魔法で防御した場合、ダメージ0とはならず、ダメージが一定量貫通するようになった。代わりに魔法防御失敗時のダメージ倍率が低めに抑えられている。これにより、バトルでの戦略の幅が広がった。 武器と攻撃魔法、盾と防御魔法の独立。これにより、盾買い替え時のリスキーなゲームバランスが緩和され、プレイしやすくなった。(*15) 村以外に武器屋、アイテム屋、魔法屋も襲撃可能。これにより、最弱かつ所持金のないプレイヤーが逆転のきっかけをある程度作りやすくなった。 賛否両論点 ドカポンらしさとも言える一触即発感の大幅な減少 ベースとなる原作は第1作目である以上仕方ないとも言えるが、本作はそれまでに作品を積み重ね、それを踏まえてのリメイクである。 にもかかわらず、妨害手段がそれまでの作品に比べると非常に減少かつマイルドになってしまっており、起こってもせいぜい口げんか程度だろうという程度に留まってしまっている。 確かにそれまでの作品での「リアルファイト上等、友人をホントになくした」などの逸話の枚挙に暇がないというのもゲームとして問題であると言えばそうではあるが、それがドカポンらしさでもあったため、ファンからは不満意見も上がっている。 また、デビラーマンもなぜか暗黒闘気などのシステムが無くなってしまい、出来る事と言えば他のプレイヤーの村に止まってモンスターを出現させるか、直接襲いかかって倒してしまうかしか出来ない。 能力の上昇幅は元の5倍であり、移動も5バインであるため、襲いかかりやすくはあるが、それまでの作品のデビラーマンに比べると大きく弱体化してしまっていると言わざるを得ず、他のプレイヤーに宝箱か店などに延々と逃げ続けられてしまうと、最早打つ手が無くなってしまう。 そのため、従来作では十分に一発逆転の可能性もあったデビラーマンも、中盤以降で圧倒的な大差を付けられてしまうと、最早逆転など叶わぬ夢となりかねない。 問題点 システム周りの退化 シンプルさをウリにしている所もあるが、インターフェースの不便さをシンプルというのは違う。 リメイクであるにもかかわらず、何故かシステム周りを不便だった原作に忠実にしていたり、それどころか原作より不便になっている物もある始末である。 マップ上で、特定のマスや他のプレイヤーなどを調べられる「調べる」等を行えるショートカットボタンが全部廃止されてしまい、いちいちメニューから選択しなければならなくなった。 バイン系(*16)を使用した際に使うことの多い「おまかせ」(*17)もショートカットボタンが廃止され、更に原作では現在とおまかせの仕様が少し異なる(*18)ものの、おまかせで行きたいマスを指定する際にXボタンでマスを調べることも出来たのだが、今作ではそれも出来なくなり、一旦おまかせをキャンセルして「調べる」を選び直す必要があり、プレイを積み重ねるほどにこの不便さはストレスとなる。 上記に比べるとそこまで致命的でもないが、何も選んでいない時にキャンセルボタンを押すことで通常の移動が出来るショートカットも当然廃止されている。 また、アイテムやフィールド魔法の仕様も原作同様に退化してしまっており、アイテムかフィールド魔法を使ってしまうと、それでターンが終了してしまう。 最近のシリーズのように1ターンの間にアイテムもフィールド魔法も一度に使える、どちらか一方を2個使える…まではせずとも、せめて『ドカポン3・2・1』のフィールド魔法はターンが終了するが、アイテムは使った後でも移動出来る位のルールにしてもよかったのではないだろうか。 更に記録メディアが別途必要なハードでは仕方がない所もあるが、そうではない今作もなぜかオートセーブが出来ない。 要らないという層もいるかも知れないが、少なくともオートセーブをするか否かをプレイヤーに選ばせるという形を取れば、そういった層にも対応が出来るが、今作はそもそもするか否かを選べず、手動のセーブしか出来ないのである。 この辺も地味ではあるが不親切と言わざるを得ない。 パラメータ「防御力」の圧倒的不遇 防御力1ポイントにつき、物理攻撃のダメージはたったの1しか軽減できない。 そのため、パラメータ振り分けの際、耐久力を上げたいなら体力一択になり、防御力は無視されることが多い。 総評 少なくともゲームとして成立しているが、ドカポンシリーズの作品としては首を傾げざるを得ない部分もある。 インターフェースの劣化などの要素が、継続してプレイしていく内にストレスを煽っていくものになっていることも問題であろう。 だが、ようやく携帯機でもボードゲームのドカポンが遊べるようになったことは素直に喜べることではある。 一触即発感も大きく薄れたのは事実だが、無くなったわけではなくマイルドになったということも出来るレベルである。 そういう意味では本作のサブタイトルに使われている「なかよくケンカ」というフレーズも言い得て妙だろう。 携帯機の取っつきやすさも相まって、ドカポンシリーズの入門用としては良いのかも知れない。 余談 本作と同日に発売された『ドカポンキングダム for Wii』は元々は2007年11月22日にプレイステーション2に発売された『ドカポンキングダム』のWii移植版である。 この作品は、『ドカポン3・2・1 ~嵐を呼ぶ友情~』のリメイクとなっている。 また、現在ではNTTドコモとソフトバンクモバイル向けに『ドカポンパラダイス!』が配信されている。 これは本作の世界観を用いたもので、携帯電話でのプレイに合わせて比較的短時間でも楽しめるように、バトルロイヤルモードに近い仕様となっており、随時配信されるミッションで競い合う形となる。 通信対戦は出来ず、最大でコンピューター3人との対戦となり、アイテムの合成などといった新要素が追加されている。